韓国旅行の思い出を振り返ると、移動中のエピソードがやけに多い気がします。
ごはん屋さんへの道中、観光地への移動、宿への帰り道——乗り物に乗るたびに、何かが起きていました。
タクシーに乗ったら、路上バトルが始まった
あれは忘れられない体験です。
タクシーに乗り込んで、目的地を伝えてひと息ついたそのとき。隣の車線を走っていた車と、私の乗ったタクシーの運転手さんが、何かで揉め始めました。
窓が開き、言葉が飛び交い——気づいたら、トウモロコシ茶が車内に飛び込んできたのです。
もちろん、私は何も悪いことはしていません。でも巻き添えを食らいました。お茶がかかったのは私ではなく車内のどこかだったと思いますが、とにかく「えっ」という状況でした。
問題はその後です。バトルを終えた運転手さんが、明らかに感情のまま荒い運転をし始めました。アクセル、ブレーキ、車線変更——全部が荒い。
私は心の中で「목적지に着くまで生き延びてくれ、自分」と思っていました。
無事に到着しましたが、あの体験は韓国旅行の中でも上位に入る「ハラハラ案件」として、今でも記憶に刻まれています。
U「韓国のタクシーで路上バトルに巻き込まれた」という話をすると、100%の確率で「えっ!?」と言われます。それくらい非日常的な体験でした。今となっては笑い話ですが、当時はただただ固まっていました。
韓国のタクシー、正直なところ
誤解してほしくないのですが、韓国のタクシーは基本的に便利です。流しのタクシーがたくさん走っていて、ソウル市内なら比較的安く移動できます。
ただ——運転は日本と比べるとダイナミックです。車線変更が大胆で、クラクションが多い。初めて乗ったとき「えっ、このスピードで行くの?」と思った記憶があります。
目的地を伝えるときは、住所や地名をメモに書いて見せるか、地図アプリで示すのがスムーズです。韓国語で話せると当然スムーズですが、当時の私には到底無理でした。
バスに一人で乗ってみた話
タクシーに懲りたわけではないですが、あるとき思い切って路線バスに一人で乗ってみました。
これが、またドキドキの連続でした。
韓国のバスはT-moneyカード(交通系ICカード)をタッチして乗るのですが、問題は「どこで降りればいいか」です。日本のバスのように車内アナウンスで停留所名を言ってくれるし、電光掲示板も出るのですが、当時の私は韓国語がほとんどわからない状態。
乗り過ごしたら大変だという緊張感から、私は何度も運転手さんのところへ行って確認しました。
「〇〇에서 내려요?(〇〇で降りますか?)」——そんな聞き方をされているはずなのに、私には何を言っているかさっぱりわからない。
それでも身振り手振りと「예(はい)」「아니요(いいえ)」を駆使して、なんとかコミュニケーションを取り続けました。運転手さんには本当に迷惑をかけたと思います……苦笑。
でも——目的地で無事に降りられたときの達成感は、忘れられません。たかがバス一本ですが、ひとりで乗り通した充実感がありました。



目的地で降りられたとき、思わずバスの中で小さくガッツポーズしました。周りに人がいなくてよかったです(笑)。あの達成感が忘れられなくて、韓国語を勉強し始めたのかもしれません。
地下鉄は、旅人の味方
タクシーとバスで散々な目にあった(?)私でも、地下鉄は快適に使えました。
ソウルの地下鉄は路線が充実していて、主要な観光地はだいたいカバーされています。案内表示は韓国語・英語・日本語・中国語の4言語対応なので、韓国語がわからなくても迷いにくい。
T-moneyカードがあれば乗り換えもスムーズで、タクシーより断然落ち着いて移動できます。ソウル観光のメイン移動手段は地下鉄がおすすめです。
ソウルの交通手段:特徴と使い分け
実際に使ってみた経験から、ソウルの主な交通手段の特徴をまとめました。
| 交通手段 | メリット | 注意点 | 初心者向け度 |
|---|---|---|---|
| 地下鉄 | 4言語表示・安い・時間通り | 路線が複雑な箇所も | ★★★★★ |
| タクシー | 目的地まで直行・比較的安い | 運転がダイナミック・言葉の壁 | ★★★☆☆ |
| バス | 細かい地域もカバー | 韓国語のみのアナウンス | ★★☆☆☆ |
| 徒歩 | 街の雰囲気を楽しめる | 坂道・気候に注意 | ★★★★☆ |
次に行ったら:自分で運転してみたい
そんな私の、次の韓国旅行での密かな目標があります。
レンタカーで、自分で運転することです。
怖いですけど(笑)。あのダイナミックな道路に自分で入っていく……想像するだけでドキドキします。でも、自分のペースで地方まで足を伸ばせるのは魅力的です。
韓国は日本と同じ右ハンドル・左側通行……ではなく、左ハンドル・右側通行なので、日本人には少し慣れが必要です。ただ国際免許証があれば運転は可能です。
タクシーで路上バトルに巻き込まれた経験がある私が、今度は自分でハンドルを握る日がくるのか——来るといいな、と思っています。
移動で気づいたこと:言葉がわかると旅は変わる
バスの中で何度も運転手さんに聞きながら感じたのは、「韓国語がわかったらどれだけ楽だろう」ということでした。
「次が目的地ですよ」という一言が聞き取れるだけで、あのドキドキは半分以下になっていたはずです。
旅の中でのコミュニケーション——これが韓国語を勉強し始めた、私の原点のひとつです。次に行ったら、ちゃんと韓国語で話せるようになりたい。そう強く思ったのは、あのバスの中でした。
韓国語の勉強については、このブログでも紹介しています。旅行と語学は、切り離せないものだと今でも思っています。







